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起業

大学生の夏休みにおいて、「孤独」はなぜ必要なのか?

「孤独」になることは、悪いことなのだろうか?
凡百の大学生は、夏休みになると途端に毎日を忙しく過ごし、SNS等を使って自分が他に劣らないくらい充実していることを必死にアピールし始める。


しかしながら、考えて欲しいことがある。『孤独になることは悪いことなのだろうか?』
世間一般的には孤独になることは、悪とされるイメージがある。


なぜならば、「孤独」によって人生の満足度を下げ、幸福感、肯定感も全て下げる要因になると多くの人達は思っている。
確かに「孤独」に対して良いイメージを持っている人は少ないかもしれない。しかしながら、「孤独」の時間はデメリットもあるが、同時に大きなメリットも存在することをご存じだろうか?


私自身、大学の時、とりわけ長期休暇中はほとんど自室にこもり、誰とも遊ばないような陽とはかけ離れた生活を送っていた。まさに「孤独」の生活である。

しかしながら、この時間は私にとって何事にも代えがたい大きな成長を促すきっかけになった。
まず、「孤独」になったことによって、自分の内面、とりわけ感情にフォーカスがむくようになったのだ。


『自分は本当は何がしたくて、将来の姿はどうありたいのか?』こんなことをひたすらに考えるきっかけになった。
「孤独」になって始めてわかったことだが、今まで長いこと生きていたが、自分の内面と正直に向き合ったことが無かったことに気づき大変驚いた。

それから、私は大学生活の内に本当にするべきことが見えてきた。しかしながら、同時に将来に対する”不安”も大きくなっていった。自分の将来の姿が見えない。そんな先の見えないことにとても不安感を覚え、うろたえていた時期も同時に存在した。


『私はどうすれば良いのか』このような強い不安が常に自分を襲った。
しかしながら、「孤独」を噛みしめていく内に、自分が今のままの路線の人生では、満足できず、自分を本当の意味で不幸にすると感じた。「孤独」を噛みしめ、今のままの自分の姿に強い不安を覚えたからこそ、”変わりたい”と強く思った。


そこで私は夏休み明けに大学内で団体を作ることを決意した。
”価値観の共有”を目的とした団体だ。この時の私はとにかく様々な人達と話したい、「孤独」から抜け出したいと心の底で感じていた。


そして、自分と向き合った「孤独」の時間が自分を変えていき、行動を促したと今となっては強く思う。
さらにいえば、「深い孤独」を味わったからこそ、自分が何を求めていて、人にとって本質的に大切な1%の事柄(他者と価値観を共有すること)に気づく事が出来た。


「孤独」こそが、私という人間を強くし、何をすべきかを考えさせ、さらに行動に映すまでの路線を敷いた。
「孤独」の効用を知ったそれからの私は、一人になること、孤独になることを恐れずにむしろ歓迎するようになった。

「過度の孤独」は人を追い込んでしまう要因になりえるが、同時に「孤独」になることこそが、自分を成長させられる要因になることを忘れないでほしい。


今、孤独に悩んでいる人がいたとしても悩み苦しむ必要は無い。その経験が貴方を人間として必ず成長させる。
孤独を味わっている時は、お世辞でも『充実している』とは思えないかもしれない。しかしながら、あとで振り返ってみると、一人になり悩み、苦しんだ経験は自分にとって必要だったと思える。


「孤独」になる事を恐れず、自分の内面に目を向けるきっかけにしてみよう。
凡百の大学生から抜け出そう。